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・20代女性は病気や怪我で入院した際に治療費が支払えなくなるリスクや、収入が減少してしまうリスクなどがあるので必要に応じて生命保険への加入を検討した方が良い
・20代女性の保険加入率は57.1%
・20代女性が保険に加入するメリットは、「若い間は保険料が安い」「病気が少なく豊富な選択肢から選べる」「万が一の際に経済的負担を軽減できる」「若い内から将来に備えて貯蓄ができる」
・保険選びに悩んだら、保険のプロであるFPに相談をしよう。
病気やけがに備えられる保険に加入していれば、万が一の際にも安心です。ですが保険と聞いてもピンとこない方も多いでしょう。
20代のうちはまだ大丈夫と思っていても、女性特有の病気のリスクなどを考えると、保険に入るべきか悩んでしまいますよね。
本記事では、20代女性がどれくらいの割合で保険に加入しているのか、20代のうちから保険に加入しておくメリットはあるのかなどを解説します。
自分は保険に入っておくべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
20代女性は保険に入るべき?考えられる2つのリスクとは?
20代の女性は若く健康であることも多いため、生命保険は縁がないように思えるかもしれません。
しかし、実際には20代女性ならではのリスクがあるので、生命保険に加入した方が良いケースもあります。
病気やケガで治療費が支払えなくなるリスク
20代女性は貯蓄が少ないことも多く、病気やケガをした際に治療費が支払えなくなるリスクがあります。
日本は公的医療保険制度が充実していると言われており、窓口で負担する医療費は3割です。
医療費の支払いが高額になった場合は「高額療養費制度」の対象となるため、医療費だけで数百万円も負担することになるケースはほぼないと言ってよいでしょう。
しかし、ある程度負担を減らせるとはいえ、支払う額をゼロにできるわけではありません。
生命保険文化センターの「2022年度生活保障に関する調査」によると、直近入院時の自己負担平均額は19.8万円です。
高額療養費制度を利用した場合も含めてこれだけの自己負担が必要なので、貯蓄が少ない場合、決して簡単に出せる金額ではないでしょう。
入院が長引けばさらに大きな費用がかかることになります。
61日以上入院した場合の平均額は75.9万円です。
治療費を何とか支払えたとしても、退院後の生活が苦しくなる可能性は十分にあるでしょう。
参考:生命保険文化センター 「2022年度生活保障に関する調査」
働けなくなり収入が減るリスク
病気やケガで入院した場合は、その間当然働けなくなってしまうので収入が減ってしまいます。
会社員の場合は「傷病手当金」制度があるので、給料のおおよそ3分の2まで補償されますが、全額を補填できるわけではありません。
一人暮らしをしており、毎月ギリギリの生活をしている場合などは、収入が3分の1減ると家計へのダメージはかなり大きくなるでしょう。
また、治療期間が長引くことで、元の職場に戻りづらくなってしまい、転職を余儀なくされることも。
キャリアが浅いうちに転職を繰り返すことで、収入が上がりづらくなってしまうかもしれません。
保険に入るべき20代女性の特徴は?必要ないのはどんな人?
保険に加入しておくと万が一の際に安心ですが、すべての20代女性が必ず加入しなければならないわけではありません。
公的な医療保険などで賄える部分も多いです。
どのような20代女性が保険に加入したほうがいいのか、そうでない方はどのような特徴があるのかを解説します。
保険に入るべき20代女性の特徴
まずは保険に加入しておいたほうがいい20代女性の特徴を見てみましょう。
・子どもがいる人
・貯蓄面に不安がある人
子どもがいる人
すでに出産しており、子どもがいる20代女性は保険への加入がおすすめです。
小さな子どもの病気やけがに備えられることはもちろん、万が一自分が病気やけがをして収入が途絶えてしまった際にも、保険金で家族の生活を賄えます。
とくに共働きが一般的になった昨今では、女性でも保険の必要性が高いです。
保険にはさまざまな種類があり、子どもの将来を見据えて貯蓄ができる学資保険などを有効活用することもおすすめです。
学資保険についてはこちらの記事で詳しく解説をしています。
学資保険の選び方は?学資保険に加入するメリット・デメリットも解説!
貯蓄面に不安がある人
貯蓄が少なく、万が一大きな病気やけがをしたときに支払能力に不安がある方には、保険の加入がおすすめです。
20代は高齢者と比較すると病気になる可能性は低いですが、ずっと健康でいられる保証はありません。
事故によって大けがをしてしまう可能性もあります。
公的保障以外で治療費や生活費をカバーしたいと考える方に、保険は大きなサポートをしてくれます。
保険が必要ない20代女性の特徴
保険に加入していれば安心ですが、まだ病気のリスクが少ない20代には必須ではありません。
保険に加入する必要性が低いケースも解説します。
・十分な貯蓄がある人
・独身でパートナーがいない人
十分な貯蓄がある人
十分に貯蓄があり、万が一の病気やけが、働けなくなったときの生活費も補える方は、無理に保険に加入する必要はありません。
とくに日本は公的保障が充実しています。
医療費は基本的に3割負担で、金銭的な負担が少なく、それでいて十分な水準の治療を受けられます。
そのため、保険に加入していなかったとしても莫大な出費の心配をしなければならないケースは少ないです。
ですがガンにかかった際は治療に20万円から40万円程度かかるとされています。
ベッド代や、先進医療は公的保障の対象外で、入院中に収入が途絶える心配もしなければなりません。
将来を見越してきちんと貯蓄ができているかを把握した上で、保険の必要性を検討しましょう。
独身の人
パートナーや子どもがいない場合は保険加入の必要性は低いです。
病気やけがで働けなくなったとき、治療費や生活費を捻出する必要があります。
家族がいる場合は補いきれない可能性が高いですが、一人なら余裕を持った行動ができます。
死亡時にも資産を残す相手がいないなら、保険のなかでも比較的保険料が高い死亡保険に加入する必要もありません。
とくに20代前半はまだ結婚や出産をする人は少ないため、加入を先送りにしてもいいでしょう。
20代女性は何割くらいが保険に加入している?毎月の保険料はいくら?
生命保険文化センターが発表した「2022年度生活保障に関する調査」によると、20代女性の生命保険加入率は57.1%でした。
ちなみに男性の保険加入率は46.4%で、女性のほうがやや多い結果になっています。
このデータでは、年齢別に見たときに20代の保険加入率がもっとも低いという結果も出ています。
30代以降では男女共に生命保険の加入率は7〜8割以上となっています。
また、年間払込保険料の平均額は20代男性で11.9万円、20代女性で9.6万円です。
20代女性の場合は、毎月8,000円程度の保険料が加入する際の目安といえるでしょう。
なお、男女共に最も多くの保険料を支払っているのは50代で、年間払込保険料の平均額は男性で25.5万円、女性で19.0万円と、20代の2倍近くの金額になってます。
20代女性が保険に加入するメリット
20代女性は無理に保険に加入する必要はありませんが、いまから加入していればさまざまなメリットがあります。
代表的なメリットを4つ紹介します。
・生命保険料控除が使える
・若い間は保険料が安い
・病気が少なく豊富な選択肢から選べる
・万が一の際に経済的負担を軽減できる
・若い内から将来に備えて貯蓄ができる
生命保険料控除が使える
支払った保険料に応じて所得から一定の控除を受けられる「生命保険料控除」と呼ばれる仕組みがあります。
年間で最大4万円の控除を受けられますが、20代のうちから生命保険に加入しておくと節税効果が大きくなるのがメリットです。
たとえば所得税・住民税率がともに10%だとすると、最大限控除を受けた場合節税額は4万円×(10%+10%)=8,000円となります。
10年間保険を継続すれば8万円もの節税が可能です。
年齢を重ねてから加入するよりも契約終了までの期間は長くなるので、より大きな節税効果を得られるでしょう。
若い間は保険料が安い
20代は病気やけがのリスクが低く、その分保険料も安く設定されています。
年齢が上がれば上がるほど病気やけがのリスクも高まり、保険料は高くなっていきます。
保険にはさまざまな種類があり、なかには加入時の保険料からずっと保険料が変わらない保険もあります。
20代のうちに保険料が変わらない終身保険に加入しておけば、今後も月々の保険料の支払額を抑えられます。
反対に、公人型の定期保険は、年齢に応じて保険料が高くなっていくので、加入時にはしっかり見極めるようにしてください。
健康状態が安定しているため商品の選択肢が多い
保険のなかには、過去の病歴によっては加入できないものもあります。
一定期間内に病気やけがをしていると加入できない生命保険や、保障内容が一部制限される生命保険、さらに同じ保障内容でも保険料が割り増しになってしまうものも少なくありません。
まだ健康で病気やけがをしていない20代なら、これらの制限を気にすることなく、豊富な種類の保険から自分にぴったりのものを選べます。
保険料を抑えつつ充実した保障を受けられる保険も多いため、選択肢が多い段階で保険加入を検討しておくことはおすすめです。
万が一の際に経済的負担を軽減できる
万が一の病気やけがの際に、経済的負担を軽減してくれるのは、保険の大きなメリットです。
20代は病気やけがのリスクは低いとはいえ、先進医療が必要な病気やがんになると、想定外の出費が発生してしまいます。
保険は、公的保障では補えない部分の負担も軽減してくれます。
国立がん研究センターの「小児・AYA世代のがん罹患データ」によると、女性は、20代から30代にかけて、乳がんや子宮頸がん、甲状腺がんになる割合が増えています。
女性特有のがんにそなえる必要もあるため、保険加入は早期に検討しておくべきでしょう。
参考:国立がん研究センター 小児・AYA世代のがん罹患データ
若い内から将来に備えて貯蓄ができる
保険のなかには、貯蓄型のものもあります。
一定期間保険料を積み立て、満期を迎えると返戻金として支払った金額よりも高い金額が返ってくるタイプです。
病気やけがの治療費、死亡時の保険金などを受け取れるだけでなく、このように満期保険金や解約払戻金があるタイプの保険を選べば、効率的に貯蓄ができます。
ただし、このような保険は満期前に解約すると、受け取れる保険金が支払った保険料を下回ってしまう可能性も高いです。
長期間にわたり計画的に貯蓄を増やせるよう、保険内容や満期までの年数はよく検討しましょう。
「自分は保険に入った方がいいのかな?」「病気やケガに備えた方がいいかな?」と思った方は、保険相談サービスを利用することをおすすめします。
保険のプロであるFPが保険加入が必要か否かに加え、あなたに最適な保険選びのサポートをします。
20代女性が保険に加入する際の注意点
・保険料が生活を圧迫する可能性がある
・加入してからすぐに見直しが必要になることも
若いうちに保険に加入しておくのは良いことばかりではありません。
20代の女性が保険に加入する際は、以下の点に注意してください。
保険料が生活を圧迫する可能性がある
20代のうちは貯蓄が少なく、保険料の支払いが生活を圧迫する可能性があるので注意してください。
社会人になってすぐ一人暮らしをはじめた場合や、奨学金の返済を続けている場合などは自由に使えるお金がほとんど残っていないケースもあるでしょう。
保険ばかりにお金をかけて日々の生活が苦しくなってしまっては意味がありません。
とくに独身のうちに必要な保障は限られるので、必要最低限の保険のみに加入しておくのも一つの手です。
加入してからすぐに見直しが必要になることも
20代は結婚・出産・一人暮らしなど、ライフステージの変化が起こりやすい年代です。
ライフステージが変化すると、自身を取り巻くリスクや家計状況が大きく変わるため、必要な保険が変わっていくことも珍しくありません。
保険に加入してからすぐに見直しが必要になる可能性があることは、理解しておきましょう。
20代女性におすすめの保険の種類を紹介
数ある保険の中でも、20代女性が加入しておくと安心できる保険の種類を紹介します。
自分にはどのような保障が必要かを考えたうえで、最適な保険を選びましょう。
医療保険
医療保険は病気やけがをした際に治療費として保険金を受け取れる保険です。
病気やけがの頻度、重さにもよりますが、公的保障があっても思わぬ出費が増えてしまうかもしれません。
そんなときに医療保険に加入していれば、金銭面での不安を解消できます。
医療保険には定期保険と終身保険があります。
定期保険は一定期間のみカバーしてくれるもので、終身保険は保障が一生涯続くものです。
定期保険は、保険金を支払う可能性が低い分、保険料も安く抑えられています。
病気やけがのリスクが少なく、高い保険料を支払い続けることに不安を感じている方は、保険料が安い定期保険を選ぶこともおすすめです。
個人年金保険
個人年金保険とは、支払った保険料に応じて将来受け取れる年金を増やせるものです。
受け取り開始時期は契約時に任意に定めることができますが、老後の資金づくりに利用する方が多いです。
「老後には2000万円の生活資金が必要」と言われていることもあり、若いうちから老後の資金づくりを考える方も多くなりました。
また、20代のうちから個人年金保険を始めて、30代、40代を満期に設定すれば、子どもの教育費や住宅購入費など、ライフスタイルに合わせた保険金の使い方ができます。
低解約返戻金型終身保険
低解約返戻金型終身保険は、満期まで解約返戻金が低い終身型の保険です。
保険料が安いのが特徴で、月々の支払いを抑えたい20代にも最適です。
満期を迎える前に解約すると支払った保険料よりも受け取れる返戻金が少なくなってしまうデメリットがありますが、満期まで支払い続ければ、保障が一生涯続き、解約返戻金も通常の保険どおり満額受け取れます。
変額保険
変額保険は、運用実績によって保険金や解約返戻金の額が変動する保険です。
投資信託と死亡保険を組み合わせたような商品設計が特徴となっており、手軽に資産運用に取り組みたい20代に適しています。
20代のうちに加入しておけば運用期間を長く確保できるので、リスクを減らしながら安定したリターンを狙うことが可能です。
変額保険については、こちらで解説をしています。
変額保険とは?定額保険との違いや変額保険のメリット・デメリットを解説!
就業不能保険
病気やけがなどが原因で働けなくなったとき、収入を保障してくれるのが就業不能保険です。
治療費だけでなく生活費も補えるため、家族がいる方、収入や貯蓄に不安がある方におすすめです。
20代のうちはまだ収入が安定せず、アルバイトや派遣などで生計を立てている方も多いです。
万が一収入が途絶えてしまったときのことも予想して、このような保険に加入することも検討しましょう。
就業不能保険については、こちらで解説をしています。
就業不能保険はいらないといわれる4つの理由|必要な人の特徴は?
20代女性が保険を選ぶ際の3つのポイント
20代の女性が保険の加入を検討する際、さまざまなポイントを意識する必要があります。
必要な保険は一人ひとりのライフプランによって大きく違います。
保険料や保険期間、保険の内容など、自分に合った保険を選ぶ際のチェックポイントを見ていきましょう。
支払える範囲の保険料
まずは、支払える範囲の保険料を考えます。
保険料の目安は、一般的に収入の5%から7%程度とされています。
一か月の収入が20万円の場合は、保険料の目安は10,000円から14,000円程度です。
保険の内容を充実させればその分保険料も高くなりますが、支払い続けられる現実的な金額の上限は定めておきましょう。
保険の種類によっては、上記の金額よりも保険料を抑えられるものもたくさんあります。
掛け捨ての定期保険や保障内容が最低限の保険は保険料が安いので、月々の支払い金額から保険を検討する方法もおすすめです。
目的に応じた保険期間
保険は、大きくわけて定期保険と終身保険があります。
定期保険は保証期間が定められているもので、満期を超えると保障は受けられません。満期を迎えるまでに病気やけがをしなかった場合は、損をしてしまいます。
終身保険は、一定期間保険料を払い続ければ保障が一生涯続くものです。安心感は終身保険のほうが大きいですが、定期保険に比べると保険料が高いというデメリットがあります。
病気やけがのリスクが少なく、収入が低い20代のうちは、保険料が安くて掛け捨て型の定期保険を選ぶのもおすすめです。
家族を守るために保険に加入したい、一生涯安心したいという方は、保険料が高くても終身保険を選ぶようにしましょう。
また、満期を設定できる保険の場合は、結婚、出産、住宅や車の購入など、ライフプランに応じた時期をよく検討する必要があります。
定期保険についてはこちら
定期保険に向いている人の特徴とは?メリット・デメリットを解説!
終身保険についてはこちら
【種類別】終身保険の特徴とメリット・デメリット|定期保険や養老保険との違いは?
必要に応じた保険内容
医療保険、個人年金保険、就労所得補償保険など、自分の必要に応じた保険を選びましょう。
保険にはさまざまな種類があり、正しい知識をつけずに契約すると、不要な保険にまで保険料を支払ってしまうかもしれません。
反対に、保険に加入していても、いざというときに欲しい保障を受けられない可能性もあります。
さまざまな保障がセットになった保険商品もありますが、内容をよく確認し、不要な保険が入っていないか、必要な保険はきちんと入っているかを見極めましょう。
窓口や保険の相談カウンターで、自分に必要な保険が何かを相談することもおすすめです。
定期的な見直しも忘れずに
一度契約したのち、定期的に保険の内容を見直すことも大切です。
結婚や出産、転職によって生活環境やライフプランが変わると、必要な保険も変わります。
子どもが増えた、大きな病気をした、収入が減ったなど、生活環境はいつ大きく変わるか分かりません。
いざというときに安心できるよう、いまの自分に合った保険をその都度判断することで、より保険のメリットを得られるでしょう。
保険の見直しを検討する時期は人それぞれですが、結婚や出産、住宅購入、子どもが独立したタイミングなど、人生の節目節目で見直し、長く付き合い続けられるものにしましょう。
保険選びに悩んだら、プロに相談しよう
20代女性は病気やけがのリスクが低く、保険への加入は必須ではありません。
ただし20代女性は病気や怪我で入院した際に治療費が支払えなくなるリスクや、収入が減少してしまうリスクなどがあるので必要に応じて生命保険への加入を検討した方が良いでしょう。
とはいえ、自分は保険に加入する必要があるのか、どのような保険が向いているのかなどを考えるのは、非常に難しいですよね。
そんな時は、保険相談サービスを活用しましょう。
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