当座預金と普通預金の違いとは?特徴・使い方・選び方をわかりやすく解説

当座預金と普通預金の違いとは?特徴・使い方・選び方をわかりやすく解説

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当座預金と普通預金の違いを初心者向けに解説。特徴・メリット・使い分け・選び方を比較し、事業者と個人に最適な口座が分かるよう丁寧に説明します。

この記事の要約はこちら

・当座預金は企業向けの決済専用口座で、小切手・手形の利用や当座借越による資金補填ができるのが特徴。
・普通預金は日常的なお金の管理に適しており、ATM利用や給与受取、生活費の引き落としに広く使われている。
・両口座は「利用目的・利息の有無・元本保証・ATM利用・借越機能・限度額・開設審査・通帳」などの特徴が異なっている。
・当座預金は事業取引が多い法人・個人事業主向け、普通預金は生活資金を管理する一般の個人に向いている。
・その他にも総合口座・定期預金・貯蓄預金など用途に応じた預金商品があり、目的別に使い分けることで資金管理が効率化できる。

企業の会計を扱うようになったり、銀行口座を開設しようとしたときに、「当座預金と普通預金って何が違うの?」と疑問を持つ方は多いものです。

名前はよく聞くものの、用途や仕組みの違いが分かりづらく、間違った口座を選ぶと後の手続きが面倒になるのでは…と不安に感じる人も少なくありません。

本記事では、当座預金と普通預金の役割や使われる場面、企業向けと個人向けの違いなどを、初心者にも分かりやすく解説していきます。

当座預金とは?

当座預金は、主に法人や個人事業主が事業の支払いに使うための決済専用口座です。

小切手や手形で支払いができるように作られており、事業取引をスムーズに進めるための仕組みが整っています。

一般的には利息がつかない口座で、資金不足への備えとして「当座借越」が利用できる場合があります。

これは、残高が不足しても一定額まで銀行から自動的に融資を受けられる仕組みです。

ただし、口座開設の際には銀行の審査があり、管理手数料がかかるケースもあります。

事業向けの口座であるため、個人の通常利用にはあまり向いていません。

当座預金と普通預金の違いを8つのポイントで比較

当座預金と普通預金は目的や使い方が異なるため、どちらを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。

ここでは、両者の主な違いを8つの視点でわかりやすく整理していきます。

当座預金と普通預金の違い
・利用目的
・利息の有無
・元本保証の範囲
・ATMでの入金
・当座繰越の有無
・入出金の限度額
・口座開設の審査
・通帳の有無

 

利用目的

当座預金は、小切手や手形を使った事業取引向けの決済専用口座です。

一方、普通預金は給与の受け取りや日常の支払いなど、個人の資金管理に幅広く使われます。

会社や個人事業主は当座預金が便利ですが、一般の生活には普通預金が向いています。

利息の有無

普通預金金利の推移

参考:日本銀行「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等 定期預金・普通預金の平均金利(2022年4月以降)」

当座預金は企業の決済に使われる口座で、手形や小切手の支払いを確実に行う必要があるため、ほとんど利息がつかない仕組みになっています。

銀行は決済を滞りなく実行することを優先しており、その分リスク管理が求められるため利息が付かないのが一般的です。

一方、普通預金にはわずかながら利息がつくケースが多く、最近では金融情勢の変化に合わせて少しずつ金利が上昇する動きも見られています(※グラフのように、2022年以降は0%に近い水準から緩やかに上がり、2025年には0.18%前後まで上昇)。

定期預金ほどの利回りはありませんが、「貯める」目的で利用する場合には、こうした小さな金利の変化が資産形成につながるため、こまめに金利を確認することが大切です。

元本保証の範囲

普通預金はペイオフ制度により 1,000万円とその利息まで が保護対象です。

当座預金は決済用口座の性質から、 全額保護されるケースが多いとされていますが、金融機関ごとに扱いが異なるため事前確認が必要です。

ATMでの入出金

当座預金はATM利用が制限される場合があり、扱いは銀行や契約内容によって違います。

普通預金はATMを自由に使えるため、普段のお金の出し入れに便利です。

当座借越の有無

当座預金には、残高不足の際に自動で融資を受けられる「当座借越」機能が利用できる場合があります。

事業の資金繰りに役立つ仕組みです。

普通預金には通常こうした機能はありません。

入出金の限度額

当座預金は高額な取引が前提のため、銀行との契約次第で限度額が大きく設定されることもあります。

普通預金は日常的な金額の利用が中心で、通常は標準設定のまま問題なく使えます。

口座開設の審査

当座預金は手形・小切手の発行に関わるため、開設時に事業内容などの審査が必要です。

普通預金は誰でも簡単に開設でき、手続きもスムーズです。

通帳の有無

当座預金では通帳が発行されない、あるいは発行されても実際に使用しないケースがあります。

取引明細はインターネットバンキングや帳簿管理ソフトなどで確認することが主流です。

普通預金は従来どおり通帳が用意されることが多く、入出金の履歴をわかりやすく管理できます。

デジタル化が進む中でも紙の通帳を好む方は少なくありません。

当座預金が適している人

当座預金が適しているのは下記のような人です。

当座預金が適している人
・事業の支払いを効率よく行いたい法人や個人事業主
・ATMよりも口座間の振込を中心に扱う人
・銀行に対して事業の信用力を示したい人

 

当座預金は、事業の支払いを効率よく行いたい法人や個人事業主に向いています。

小切手や手形での支払いが多い場合や、大きな金額を頻繁にやり取りする取引がある場合に便利です。

また、当座借越を利用できれば、急な支払いが発生した際にも資金を確保しやすくなります。

ATMよりも口座間の振込を中心に扱う人や、銀行に対して事業の信用力を示したい人にも適しています。

ただし、開設には審査が必要なため、事業内容や実績提示の準備が求められます。

普通預金が適している人

普通預金が適しているのは下記のような人です。

普通預金が適している人
・日常的なお金の管理をしたい人
・利息がわずかでも付く預金を使いたい人
・大きな決済をする機会があまりない人

 

普通預金は、日常的なお金の管理をしたい人に向いています。

給与の受け取りや公共料金・家賃の引き落としなど、生活に関わる支払いをまとめて扱えるため、最も利用されている預金口座です。

ATMも利用しやすく、普段の入出金がスムーズに行える点が大きなメリットです。

また、利息がわずかでも付く預金を使いたい人や、大きな決済をする機会があまりない人にも適しています。

口座開設の手軽さや、銀行のキャンペーンを利用しやすい点も、普通預金ならではの利便性といえます。

当座預金や普通預金以外の預金口座

銀行には当座預金や普通預金以外にも、目的に応じて使えるさまざまな預金商品があります。

ここでは代表的な口座の特徴を整理して紹介します。

当座預金や普通預金以外の預金口座
・総合口座
・定期預金
・貯蓄預金

 

総合口座

総合口座は、普通預金と定期預金をひとつにまとめて管理できる口座です。

普段は普通預金として利用しつつ、必要な場合には定期預金から自動的に資金を補える仕組みがあり、急な出費にも柔軟に対応できます。

日常の使いやすさと貯蓄の両方を求める人に向いています。

定期預金

定期預金は、あらかじめ決めた期間にお金を預けることで、普通預金より高い利息を受け取れる預金商品です。

期間中は原則として解約できず、途中で引き出すと利息が減ったり手数料がかかったりするため、すぐに使う予定のないお金を確実に増やしたい人に向いています。

定期預金の種類には、毎月コツコツ貯めたい人向けの「積立定期預金」、まとまった資金を預ける一般的な「定期預金」、そして大きな金額を預けることでより高い利率が期待できる「大口定期預金」などがあり、目的や資金量に合わせて選ぶことができます。

貯蓄預金

貯蓄預金は、一定の残高を保つことで普通預金より高めの金利に期待できる口座です。

残高によって金利が変わることが多く、まとまった資金を安定的に預けたい人に向いています。

ただし、給与振込や自動引き落としに対応していない場合もあるため、貯蓄目的に特化して使うケースが一般的です。

預金種類 主な目的 向いている人
総合口座 普段使い+貯蓄 普段使いの便利さと
貯蓄を同時に求める人
定期預金 資産を確実に増やす すぐ使わない資金を
安全に増やしたい人
貯蓄預金 コツコツ貯める 毎月使わずに残しておく資金があり、
貯蓄に特化したい人

 

まとめ

ここまで、当座預金と普通預金の特徴や違いを解説してきました。

当座預金は事業者向けに決済機能が充実しており、利息よりも小切手や手形による取引の利便性や当座借越を重視するケースで役立ちます。

開設には審査が必要ですが、高額取引を多く行う場合や信用を確立したい場合には適した選択肢と言えます。

一方、普通預金は幅広く使いやすい口座形態で、日常的な資金管理や貯金にも適しています。

ATMが利用しやすい点やわずかながら利息が付く点など、シンプルな利点が多いのも特徴です。

それぞれの特性を理解し、自身のライフスタイルや事業内容に合った口座を選ぶことで、資金管理をより効率的に進められます。

選択に迷う場合は、銀行の担当者に相談したり、複数の金融機関を比較したりして、自分にぴったりの口座を見つけてみてください。

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