この記事の要約はこちら
・一人暮らし(独身)の平均保険料は月1万円前後が一般的
・性別や年齢、年収によっても平均保険料は変わる
・保険料を抑えるためにチェックするポイントは、過剰な保障や重複した保障がないかを確認すること
・商品比較して、必要な保障を割安な保険料で備えられる保険を見つける
・保険の比較検討で、保障内容と保険料のバランスがよいものを選ぶ
・保険の見直しと家計の見直しを両方行うことで、経済的な安定を図ることが可能
・見直しや新規加入、家計の見直し方法に不安がある人は、お金の専門家に相談するのがおすすめ
「一人暮らし(独身)の世帯は毎月いくらの保険料が適切なのか」「保険料の平均額はいくらなのか」「保険料を安くするにはどうしたらいいのか」このような悩みはありませんか。
保険料は毎月固定で発生するため、安く抑えたい反面いくらが適切なのか明確ではなく不安に感じることが多いでしょう。
この記事では、一人暮らし(独身)の人の平均的な保険料や、安く抑えるためのコツを紹介します。
この記事の目次
一人暮らし(独身)の平均的な保険料とは?
一人暮らし(独身)の平均的な保険料を、生命保険文化センターの2022(令和4)年度「生活保障に関する調査」から調べてみます。
未婚の人の平均払込保険料(月額)は、以下のとおりです。
| 平均払込保険料(月額) | 割合 |
| 1万円未満 | 44.3% |
| 1~2万円未満 | 26.4% |
| 2~3万円未満 | 12.0% |
| 3~4万円未満 | 3.2% |
| 4~5万円未満 | 2.1% |
| 5万円以上 | 3.8% |
| 不明 | 8.2% |
| 平均保険料 | 13,750円/月 |
月々1~2万円の保険料を払っている人が7割程度です。
なお、全生命保険(個人年金保険を含む)の調査結果であるため、貯蓄性のある保険商品も含まれています。
かけすての保険だけに限れば、平均払込保険料はより低くなる可能性があります。
一人暮らし(独身)の生命保険加入率
ニッセイ基礎研究所の結果によると、独身の方の保険加入率は以下のとおりです。
| 加入率 | 男性 | 女性 |
| 20代 | 47.7% | 46.1% |
| 30代 | 72.1% | 71.6% |
| 40代 | 81.5% | 84.6% |
20代でも約半数、30代以降は7割~8割の人が保険に加入しているとわかります。
生命保険文化センターの結果の全体加入率と比較しても大きな差はありません。
多くの方はなんらかのリスクに対し不安を抱えており、保険でリスク回避の準備をしていると考えられます。
参照:ニッセイ基礎研究所|独身男性の生命保険加入実態
参照:ニッセイ基礎研究所|独身女性の生命保険加入実態
【参考】生命保険にかかる月額の平均保険料
参考データとして、性別や年齢、年収ごとの平均保険料を紹介します。
一人暮らしの人以外も含むデータです。
【男女別】平均保険料
男女別の平均保険料は以下のとおりです。年間で払い込んでいる保険料の割合を示しています。
| 年間保険料 | 男性 | 女性 |
| 12万円未満 | 33.0% | 44.1% |
| 12~24万円未満 | 29.1% | 31.0% |
| 24~36万円未満 | 15.7% | 11.6% |
| 36~48万円未満 | 6.2% | 3.1% |
| 48~60万円未満 | 2.5% | 1.4% |
| 60万円以上 | 4.5% | 2.4% |
| 不明 | 8.9% | 6.4% |
| 平均(万円) | 20.6万円 | 16.0万円 |
出典元:生命保険文化センター:2022(令和4)年度「生活保障に関する調査」 年間払込保険料(全生保)」
月々1万円未満~2万円未満の保険料の割合が半数以上となっています。
男女あわせた平均保険料は、年間17.9万円、月々にすると14,916円です。
【年齢別】平均保険料
以下は、年齢別の平均的な保険料です。
| 年代 | 年間保険料(月間保険料) |
| 18~19歳 | 13.9万円(11,583円) |
| 20歳代 | 10.6万円(8,833円) |
| 30歳代 | 16.4万円(13,666円) |
| 40歳代 | 20.1万円(16,750円) |
| 50歳代 | 21.6万円(18,000円) |
| 60歳代 | 18.2万円(15,166円) |
| 70歳代 | 14.4万円(12,000円) |
出典元:生命保険文化センター:2022(令和4)年度「生活保障に関する調査」 年間払込保険料(全生保)」
18~19歳を除き、年齢が上がるごとに保険料の平均額も高くなっています。
20代は1万円未満の保険料となっており、月々の負担も他の年齢に比べて少なめです。
30代以降は、家族構成が変わり必要な保険が増えることや、年齢に応じて保険料が上がることが原因と考えられます。
【年収別】平均保険料
年収ごとに払い込んでいる保険料の平均額が以下のとおりです。
| 本人年収 | 年間保険料(月間保険料) |
| 収入なし | 13.4万円(11,166円) |
| 100万円未満 | 13.0万円(10,833円) |
| 100~300万円未満 | 15.1万円(12,583円) |
| 300~500万円未満 | 18.8万円(15,666円) |
| 500~700万円未満 | 26.1万円(21,750円) |
| 700~1,000万円未満 | 31.5万円(26,250円) |
| 1,000万円以上 | 36.5万円(30,416円) |
出典元:生命保険文化センター:2022(令和4)年度「生活保障に関する調査」 年間払込保険料(全生保)」
収入なしと年収100万円未満を除き、年収が上がると平均保険料も高くなります。
いずれも月々1万円以上の平均保険料となっていますが、実際内訳をみると月1万円未満の層が半数近く占めており、一部の高い保険料を払い込んでいる層が平均を高めています。
月2万円未満の保険料の人が約7割であることをふまえて、保険料設定する際の目安とするとよいでしょう。
一人暮らし(独身)の平均的な生活費と内訳
毎月の固定費になる保険料を考えるうえで、生活費全体を把握しておくことも重要です。
平均的な生活費やその内訳を知り、自身の家計の見直しに役立てましょう。
総務省の「家計調査結果」から、一人暮らし(民営借家に住んでいる単身者)が1ヶ月にかかる生活費の平均額と内訳を紹介します。
| 内訳 | 平均金額 |
| 家賃 | 54,406円 |
| 飲食(食料・飲料・外食) | 36,765円 |
| 水道・光熱費 | 11,698円 |
| 家具・家事用品 | 4,483円 |
| 被服及び履物 | 5,715円 |
| 保健医療 | 6,664円 |
| 交通・通信 | 18,971円 |
| 教養娯楽 | 18,038円 |
| その他の消費支出(交際費や諸雑費) | 21,398円 |
| 全体の消費支出 | 178,138円 |
生活するうえで欠かせない家賃や水道・光熱費で約6.6万円、食費や交通・通信費で約5.5万円かかります。
一人暮らし(独身)の生活費を抑えるなら、以下の項目をチェックしてみましょう。
| 項目 | 内容 |
| 固定費の見直し | ・毎月決まってかかる項目を下げる方法。 ・家賃・車・通信費用(スマホ・インターネット)・生命保険など ・生活費の内訳をチェックし、割合の大きいものを安くできるよう工夫する。 |
| 水道・光熱費のプラン見直し | ・自宅や生活スタイルに適したプランになっているか確認する。 ・他社プランのほうが安くならないか、一括見積もりをしてみる。 |
| 家電の買い替え | ・古い家電を使っている場合は、 省エネ家電に変えることで電気代が抑えられる可能性がある |
見直しで浮いたお金を貯蓄に回したり、趣味に使ったりすることも可能になります。
保険の見直しとともに、一度家計の見直しもしてみるとよいでしょう。
一人暮らし(独身)の保険の見直し方
一人暮らし(独身)の方が、すでに加入している保険から見直しを検討する場合の方法を紹介します。
適切な保険の選び方を紹介するので、これから保険加入しようとしている人も参考になる情報です。
2.公的保障などでカバーできる範囲を確認する
3. 保障内容・保険期間が適切か確認する
4. かけすての保険にする
5. 複数の商品を比較検討する
6.保障が重複していないかチェックする
1. ライフステージにあわせた保障内容にする
保険は年齢や性別、現在の状況によって選ぶ保障が異なります。
女性は、若い年代から子宮や乳房に関連する病気などに罹患するリスクが高い傾向にあります。
一方で、男性は40代や50代から生活習慣病のリスクが高まります。
よって、男女で備えるべきタイミングや、どんな保障を必要としているのかが異なります。
また、会社員なのか自営業・フリーランスなのかによっても、備える保障内容や保障額が変わります。
特に自営業・フリーランスは会社員に比べて公的保障が手薄になりがちです。
金融資産と相談しながら、どの程度保険で備えるかを十分に検討する必要があります。
2.公的保障などでカバーできる範囲を確認する
公的制度や勤務先の制度を知ることで、保障額や保障内容が適切かどうか判断できます。
以下は、公的制度や勤務先の制度の一例です。
| 制度の名前 | 内容 |
| 高額療養費制度 | 1ヶ月でかかる医療費に限度額が設けられている制度。 年齢や所得に応じて、限度額は異なる。 |
| 傷病手当金 | 病気やケガで働けないときに、 最長1年6ヶ月間、給与の3分の2の手当が支給される。 |
| 付加給付 | 会社の健康保険組合加入者が該当する。 高額療養費よりも、さらに自己限度額が抑えられる。 |
| 遺族年金 | 国民年金、厚生年金に加入していれば、 亡くなったときに遺族へ年金が支払われる。 |
制度を利用しても治療にかかる出費や収入減が不安な場合に保険を検討するとよいでしょう。
保障額を減額したり、不要な保障や特約を外せば保険料を安くすることが可能です。
3. 保険期間が適切か確認する
保険期間には、終身(一生涯保障が続く)と定期(一定期間を保障する)があります。
定期保障は、割安な保険料で必要な時期だけ手厚く備えられる特徴を持ちますが、契約更新によって保険料が高くなるケースがあります。
保障内容や保険期間はたいへん複雑であるため、自分で判断できない方は、一度無料相談で保険の専門家に確認してもらうとよいでしょう。
4. かけすての保険にする
基本的にはかけすての保険を検討するのがおすすめです。
積立型の保険は長期的に貯蓄しながら保障を持てるメリットがありますが、中途解約による元本割れのリスクもあります。
普通の銀行預金などと違って、途中で払い込みをストップしたり金額を変更したりできない点もデメリットです。
なにより保険料が割高で、月々の負担も大きなものになります。
かけすての保険は、解約返戻金がないため、比較的見直しはしやすいでしょう。
今後、家族構成が変わったり、環境が変わったりしたときに新たな保険へ切り替えやすいため、一人暮らし(独身)の方はかけすての割安な保険で検討することをおすすめします。
5. 複数の商品を比較検討する
必要な保障がわかったら、複数の保険会社の商品を比較検討しましょう。
保険料だけをみて選ぶと、保障内容が手薄だったり保険期間が短かったりする場合もあります。
複数の保険商品を比較するのは、一定の保険知識がないと時間がかかったり理解するまで労力がかかったりします。
保険の専門家へ相談し、各社の違いや保険料を比較するとよいでしょう。
6.保障が重複していないかチェックする
すでに加入している保険やこれから検討しようとしている保険が複数ある場合、保障内容が重複していないか確認しましょう。
たとえば、入院や手術の保障をする医療保険と、がんの治療費に備えたがん保険に加入している場合。
がん保険に、入院や手術の保障が付帯されていないかチェックします。
医療保険に加入しているのであれば、入院・手術はがん保険に付帯しなくても保障されます。
がん保険の重複した保障がなくなるため、全体的な保険料も抑えられるでしょう。
先進医療特約も重複しやすい特約なので注意が必要です。
それぞれの保険でカバーできない部分を補い合うように組み立てるのが重要です。
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一人暮らし(独身)の平均的な保険料は月に1万円未満、もしくは~2万円未満の人が多い傾向にあります。
保険料を安くするためには、保障の重複を避けたり、適切な保障額や保険期間を考慮したりすることが必要です。
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