この記事の要約はこちら
・クレジットカードにスマホ保険が付帯している場合、「サービスのひとつ」となるため、別途、保険契約の手続きをする必要ない。
・クレジ ットカードによって保険料や補償条件も異なるので、注意する。
日常生活において欠かせないアイテムとなったスマートフォン。
画面割れや水没などのトラブルに備えるためにスマホ保険への加入を検討している方もいるでしょう。
スマホ保険つきのクレジットカードを利用すれば、保険料の負担を抑えつつ補償を受けられます。
この記事では、スマホ保険つきのクレジットカードの特徴や補償内容、スマホ保険つきのクレジットカードを紹介します。
スマホ保険とは
スマホ保険とは、画面割れや水没などによってスマホが壊れてしまったときに修理や交換費用を補償してもらえる、スマートフォンの保険です。
一般的にメーカー保証は、正常な使い方をしていたにもかかわらず故障したという、「自然故障」のみ対象とされていますが、スマホ保険では、メーカー保証では対応していない「水没」や「破損」などによる故障の際でも、修理費用の一部または全額を補償してもらえます。
スマホ保険は、さまざまな会社で取り扱われており、提供しているところによって補償範囲や加入条件が異なります。
【例】
| スマホ保険 | 補償内容例 |
| 【大手キャリア】 NTTドコモ「ケータイ補償サービス」 |
・水濡れや紛失、全損などのトラブルを補償(1年に2回まで) ・交換電話機を2日以内に提供 |
| 【端末メーカー】 Apple「Apple Care+ for iPhone」 |
・過失や事故による損傷に対する修理サービスなどを 1回につき有料で利用回数制限なく受けられる |
| 【保険会社】 さくら少額短期ほけん株式会社 「モバイル保険」 |
・月額700円で、年間最大10万円まで修理費用を補償(同一契約で3台まで) ・水没や落下破損も対象 |
近年は、こうしたスマホ保険がクレジットカードに付帯されているケースも増えてきました。
クレジットカード付帯の「スマホ保険」とは?
クレジットカードについているスマホ保険には、以下のような特徴があります。
保険料の支払いや申込みが不要
・別途保険契約の手続きが不要
・保険料はクレジットカードの年会費に含まれる
・クレジットカードによって補償限度額や自己負担額が変わる
クレジットカードにスマホ保険が付帯されている場合、「サービスのひとつ」となるため、別途、保険契約の手続きをする必要がありません。
保険料は、クレジットカードの「年会費」に含まれているケースが一般的ですが、年会費とは別に、数百円の月額保険料が発生する場合もあります。
スマホ保険が付帯されているクレジットカードへの加入を検討している場合は、クレジットカードの公式サイトなどで詳細を確認しましょう。
故障だけではなく盗難・紛失にも対応している
クレジットカードに付帯しているスマホ保険では、自然故障のほか、以下のようなトラブルも対象となり、補償してもらえるケースが一般的です。
・故障(電源が入らない・通信できない・充電できない・すぐ充電が切れる など)
・落下による破損
・画面割れ
・水没、水濡れ
・紛失、盗難 など
たとえば、破損や水没した際の修理費用、盗難・紛失時の新しい端末の購入費用などを補償してもらえます。
ただし、保険料と同様に補償条件もクレジ ットカードによって異なるため注意が必要です。
補償を超えた分は自己負担となってしまうので、とくに「補償上限額」や「補償してもらえる回数」、「自分が利用している機種も対象になるか」はチェックしておきましょう。
スマホ保険つきのクレジットカード
ここでは実際に、スマホ保険付きクレジットカードを紹介します。
・JCBカード S「JCBスマートフォン保険」
・三井住友カード プラチナ「スマホ安心プラン」
・イオンカード「スマホ保険」
・dカード「ケータイ補償」
・エポスカードのスマホ保険
・アメリカン・エキスプレス「スマートフォン・プロテクション」
JCBカード S 「JCBスマートフォン保険」
2023年12月に発行開始された新しいクレジットカード「JCBカード S」に付帯している「JCBスマートフォン保険」は、ディスプレイ破損(画面割れ)に特化した保険です。
月額費用がかからず、最大3万円まで補償してもらえます(1台限り)。
水濡れや盗難は対象外となるため、画面割れに備えたい方に向いているスマホ保険といえるでしょう。
| JCBカード S 「JCBスマートフォン保険」 | |
| 補償対象 | 購入後24ヵ月以内のスマートフォン |
| 適用条件 | ・カード本会員のスマートフォンであること ・対象スマートフォンの通信料支払いにJCBカードを指定 ・対象スマートフォンの通信料を直近3ヵ月以上連続で支払う |
三井住友カード プラチナ「スマホ安心プラン」
「三井住友カード プラチナ」では、合計7種類の「選べる無料保険」のなかから「スマホ安心プラン」を自分で選択できます。
「スマホ安心プラン」は、スマートフォンの破損・故障・盗難に対応しています。
破損から水濡れ、盗難まで幅広く補償してもらえるため、普段からスマートフォンをよく使っている方に適しているといえるでしょう。
| 三井住友カード プラチナ「スマホ安心プラン」 | |
| 補償対象 | ・画面割れを含む物損(水濡れ、汚損等)により修理した場合 … 10万円 ・自然故障(電気的・機械的事故)により修理した場合 … 10万円 ・盗難等により有償交換または再購入した場合 … 5万円 |
| 適用条件 | ・本人が所有かつ使用しているスマートフォン ・スマホ安心プランの保険責任期間(補償期間)の開始日時点において購入から2年以内のスマートフォン ・保険責任期間(補償期間)中に新たに購入したスマートフォン |
「三井住友カード プラチナ」では、合計7種類の「選べる無料保険」のなかから「スマホ安心プラン」を自分で選択できます。
「スマホ安心プラン」は、スマートフォンの破損・故障・盗難に対応しています。
破損から水濡れ、盗難まで幅広く補償してもらえるため、普段からスマートフォンをよく使っている方に適しているといえるでしょう。
参考:三井住友カード 【選べる無料保険】スマホ安心プラン(動産総合保険)
イオンカード「スマホ保険」
イオンカードの「スマホ保険」は、月々100円からの保険料で利用できる保険です。
「破損、汚損、故障」の基本補償に加え、オプションで「盗難・紛失」補償の追加もできます。
| プラン | 月額保険料 | 補償限度額 |
| スーパーライトプラン | 月額100円 + オプション(任意)月額50円 破損・故障・汚損 + 盗難・紛失 |
15,000円 |
| ライトプラン | 月額150円 + オプション(任意)月額80円 破損・故障・汚損 + 盗難・紛失 |
25,000円 |
| スタンダードプラン | 月額210円 + オプション(任意)月額160円 破損・故障・汚損 + 盗難・紛失 |
50,000円 |
「購入してから2年以内」といった制限もなく、中古やオークション購入でのスマホも対象になります。
ただし、改造品やガラケー、タブレット端末は対象外です。
リーズナブルな価格で、家族全員分のスマホに対応できる保険を加入したい方におすすめです。
【適用条件】
・イオンカード会員であること
・加入対象者が18歳以上であること
参考:イオン少額短期保険
dカード「ケータイ補償」
dカードケータイ補償は、携帯電話端末の購入費用の一部を補償してもらえるサービスです。
たとえば、「スマホが紛失した」「水濡れで使えなくなった」などで修理不能となり、買い替えが必要なとき、「dカード利用代金の請求額から補償金額を減額」してもらえます。
| dカード「ケータイ補償」 | |
| 補償対象 | ・dカード … 最大10,000円 ・dカード GOLD … 最大100,000円 |
| 適用条件 | ・dカードまたはdカード GOLDを契約中の本会員・家族会員であること ・購入から1年以内(dカード GOLD会員は3年以内)の買い替えであること ・同一機種・同一カラーの購入をすること |
dカードケータイ補償は、端末が修理不可である場合の購入が対象のため、修理に対する補償を希望する際は、「ドコモケータイ補償」を検討するのも、ひとつかもしれません。
エポスカードのスマホ保険
エポスカードのスマホ保険は、破損や汚損、水濡れなどを幅広く補償する保険です。
以下の2つのプランから選択できます。
| スタンダードプラン | ライトプラン | |
| 月額保険料 | 470円 | 200円 |
| 補償内容 | 破損・汚損・水濡れ・故障・盗難紛失など | 破損・汚損 |
| 保険金額 | 最大10万円 | 最大5万円 |
楽天モバイル,Y!mobile、LINEMO、UQモバイル、povoなど、格安SIMを利用している購入後1年以内の端末が対象となる点には注意しましょう。
アメリカン・エキスプレス「スマートフォン・プロテクション」
スマートフォン・プロテクションはスマホ画面の破損や水濡れ、盗難などを原因とする修理代金や購入代金を補償するサービスです。
以下の条件を満たしているアメックス会員は無料で利用できます。
- 事故発生時点で、購入後36ヶ月以内のスマートフォンである(2023年5月31日までに発生した事故については購入後24ヶ月以内)
- 事故発生時点で、スマートフォン通信料を直近3ヶ月以上連続して、お持ちのアメリカン・エキスプレスのカードで決済している
支払い限度額や補償範囲はカードによっても異なります。
家族カード会員のスマートフォンも補償対象です。
スマホ保険の選び方
スマホ保険を選ぶ際にポイントとなるのは、「補償内容」や「補償上限額」です。
- 補償内容や適用条件が自分に合うものを選ぶ
- 補償回数や上限額を見てから選ぶ
- 請求方法が複雑ではないか確認する
補償内容や適用条件が自分に合うものを選ぶ
「どこまで補償してもらえるのか」「適用条件を満たしているか」を確認して選びましょう。
たとえば「スマホの紛失」は、失くした本人にとっては緊急事態ともいえる困りごとですが、補償対象外となっているケースも少なくありません。
また、適用条件も「購入後2年以内のスマホのみ対象」「本人のみ適用」「家族も対象」など、さまざまな条件があります。
適用条件を満たしていなければ、補償してほしいときに補償してもらえず「意味がない」と後悔しかねません。
自分の希望する補償を受けられるかどうかと、適用条件を満たしているかを確認してから加入しましょう。
補償回数や上限額を見てから選ぶ
「補償を何回受けられるか」「いくらまで補償してもらえるか」を確認することも重要です。
修理費用が補償回数や上限額を超えると、自己負担になるからです。
スマホ保険では、一部を補償してもらえるものと、全額補償してもらえるものがあります。
また、「期間中は何度でも利用可能」なものもあれば、「1年に2回まで」と決められているものもあります。
程度にもよりますが、画面割れで1万円、基板交換では4万円以上の費用がかかることも珍しくないため、普段のスマホの使い方とも照らし合わせながら選んでいきましょう。
請求方法が複雑ではないか確認する
保険金の請求方法についてもあらかじめ確認しておきましょう。
基本的には、アプリから故障したスマホの画像や修理内容の明細、領収書を送るだけで手続きできますが、必要な書類は加入する商品によって異なる場合があります。
また支払いまでの日数についても異なるので、あらかじめ保険会社に問い合わせておくとよいでしょう。
スマホ保険への加入自体を迷っている方は、以下の記事も参考にしてください。
クレジットカード付帯のスマホ保険に関するFAQ
クレジットカード付帯のスマホ保険について、よくある疑問にお答えします。
楽天カード付帯のスマホ保険はある?
楽天カードには、スマホ保険は付帯されていません。
スマートフォンの破損や故障に対する補償が必要な場合は、別途スマホ保険に加入する必要があります。
PayPayカード付帯のスマホ保険はある?
PayPayカードには、スマホ保険は付帯されていません。
ただし、PayPayカード ゴールドに無料で付帯されている「ショッピングガード保険」でスマホ本体の破損や故障も補償される可能性があります。
※PayPayカード ゴールドの決済で購入した商品で、1点当たりの購入価格が1万円以上の商品が対象
クレジットカードなしで入れるスマホ保険はある?
さくら少額短期保険株式会社の「モバイル保険」は口座振替での支払いも可能なので、クレジットカードがなくても契約できます。
一般的なスマホ保険は、クレカ付帯の保険に比べて、プランによっては補償内容が充実しているケースもあります。最新の高額なスマートフォンを使用している人は、加入を検討してみる価値はあるでしょう。
三井住友カードのスマホ保険でバッテリー交換はできる?
基本的に、クレジットカード付帯のスマホ保険では、自然消耗や経年劣化を原因とするバッテリー交換には対応していません。
ただし「落下・水濡れ・盗難」など突発的な事故による損害は補償対象です。例えば「スマホを落とした衝撃でバッテリーが故障した」といったケースでは補償対象になる可能性があります。
スマホ保険の請求方法は?
スマホ保険の一般的な請求方法は以下のとおりです。
- 事故発生後、保険会社に連絡
- 必要書類(保険金請求書、修理見積書、事故の状況がわかる写真、スマホ購入時の領収書など)の提出
- 保険会社による審査
- 保険金の支払い
まとめ
スマホ保険はクレジットカードに付帯されているケースも増えてきています。
保険料は年会費に含まれていることも多く別途手続きが不要なことから、これまで気がついていなかった方も、もしかするといるかもしれません。
スマホ保険の加入を検討している場合は、まず手元のクレジットカードに付帯されていないか確認してみましょう。
付帯がない場合は、スマホ保険に加入できるクレジットカードを新たに作る、あるいは、キャリアや保険会社が提供しているスマホ保険に加入する方法があります。
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