この記事の要約はこちら
・仮想通貨は値動きが激しく、税金やハッキング、詐欺などのリスクから「やめとけ」と言われることが多い
・利益は雑所得として総合課税され、思った以上に税負担が重くなる点に注意が必要
・少額から始められ、24時間取引できるなど、他の投資にはないメリットもある
・向き・不向きが分かれやすく、感情的になりやすい人や安定志向の人には不向き
・余裕資金で国内取引所を利用し、長期目線で運用することが安全に続けるポイント
仮想通貨に興味はあるものの、「価格変動が激しすぎるのでは?」「本当に安全なの?」と不安を感じ、「仮想通貨 やめとけ」と検索する人は少なくありません。
実際、値動きの大きさや税金の複雑さ、ハッキング被害といったネガティブな情報を目にし、仮想通貨で投資を始めるべきか迷っている方も多いでしょう。
特に投資経験が少ない場合、「なぜ危険と言われるのか」「どこに注意すれば失敗を避けられるのか」といった判断基準が分からず、踏み出せないまま時間だけが過ぎてしまいがちです。
一方で、正しい知識を持たずに始めてしまうと、思わぬ損失につながる可能性があるため、本記事では、仮想通貨が「やめとけ」と言われる理由や代表的なリスク、最低限押さえておきたい注意点をわかりやすく解説します。
仮想通貨が向いている人・向いていない人の特徴にも触れながら、自分にとって本当に選ぶべき投資なのかを判断する材料をお伝えしていきます。
この記事の目次
仮想通貨は「やめとけ」と言われる理由
仮想通貨は「やめとけ」と言われる背景には、初心者ほど不安を感じやすいリスクがいくつか挙げられます。
ここでは、中でも代表的な理由を順に見ていきましょう。
・値動きが激しく多額の資金を失う可能性があるから
・税金の負担が重いから
・取引所のハッキング・破綻リスクがあるから
・詐欺に遭う可能性があるから
値動きが激しく多額の資金を失う可能性があるから
仮想通貨は、株式や為替と比べても価格の変動が非常に大きいのが特徴です。
1日で10%以上値下がりすることもあり、短期間で大きな損失が出るケースも珍しくありません。
特に初心者の場合、急な下落に不安を感じて慌てて売ってしまい、結果的に損失を広げてしまうこともあります。
仮想通貨に取り組む場合は、生活に影響の出ない余裕資金で行い、どこまでの損失なら許容できるのかを事前に考えておくことが大切です。
税金の負担が重いから
仮想通貨で得た利益は雑所得に分類されるため、サラリーマンなどの場合は給与所得などと合算される総合課税が適用されます。
所得が増えるほど税率も高くなり、最大で約45%の所得税に加えて住民税も課されるため、利益が出ても「思ったより手元に残らない」と感じるケースは少なくありません。
| 課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
| 1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
| 1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
| 3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
| 6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
| 9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
| 18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
| 40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
そのため、仮想通貨で利益を狙う場合は、税制を十分に理解したうえで、利益確定のタイミングや取引頻度を考慮した資金計画が欠かせません。
特に短期売買を繰り返すと、その分課税対象となる利益も積み上がり、税負担が重くなりやすいため注意が必要です。
なお、金融庁は令和8(2026)年度税制改正要望において、暗号資産取引に係る課税について、分離課税の導入を含めた見直しを検討事項として挙げています。
ただし、これはあくまで要望段階であり、実際の制度改正の有無や施行時期は、年末に公表される税制改正大綱で決まるため現時点では未確定となっています。
将来的に税制が変わる可能性はあるものの、現行制度では税負担が重いことを前提に、慎重に判断する姿勢が求められるでしょう。
取引所のハッキング・破綻リスクがあるから
過去には、仮想通貨取引所がハッキング被害に遭い、多くの資産が流出した事例があります。
また、取引所の運営会社が破綻した場合、預けていた仮想通貨が戻ってこない可能性もあるため、こうしたリスクを減らすために、運営実績やセキュリティ対策がしっかりした取引所を選ぶことが重要です。
さらに、長期間使わない仮想通貨は個人用のウォレットで管理するなど、自分でも資産を守る工夫が必要と言えるでしょう。
詐欺に遭う可能性があるから
仮想通貨の人気が高まる一方で、高い利益をうたう怪しい投資話や詐欺も増えています。
中には、実態のないプロジェクトにお金を出してしまい、大きな損失を被ったケースもあります。
安全に投資するためには、知名度や話題性だけで判断せず、公式サイトの情報やプロジェクトの内容を自分で確認することが大切です。
少しでも不自然だと感じた場合は、無理に投資をせず見送る判断も重要といえるでしょう。
仮想通貨に投資するメリット
仮想通貨にはリスクがある一方、他の投資にはない特徴もあります。
ここでは、仮想通貨ならではの主なメリットを見ていきましょう。
・少額から投資できる
・24時間365日取引できる
・海外送金などに活用できる
・投資対象の分散に役立つ
大きな利益が狙える
仮想通貨は、短期間で価格が大きく上がることがあります。
過去には、数倍から数十倍に値上がりした例もあり、少ない資金から大きな利益につながったケースもあります。
新しい技術やサービスが評価されたり、注目度が一気に高まったりすると、価格が急上昇することがあります。
ただし、価格が大きく動く分、下落のリスクもあるため、無理のない金額で投資することが大切です。
少額から投資できる
仮想通貨は高額なイメージがありますが、実際には数百円や数千円といった少額から購入が可能です。
1枚単位で買う必要はなく、少しずつ分けて買うことができます。
毎月決まった金額を積み立てる方法を選べば、価格の上下に振り回されにくくなります。
投資が初めての人でも、少額から始めて相場に慣れていける点は大きなメリットといえるでしょう。
24時間365日取引できる
仮想通貨は、株式のように取引時間が決まっていません。
平日の昼間だけでなく、夜や休日でも売買ができます。
仕事や家事で忙しい人でも、自分の都合のよい時間に取引できるのは便利な点です。
ただし、いつでも価格が動くため、常に相場を気にしすぎないよう、自分なりのルールを決めておくことも重要です。
海外送金などに活用できる
仮想通貨は、銀行を通さずに海外へ送金できる仕組みがあります。
そのため、手数料が比較的安く、送金にかかる時間も短い場合があります。
また、一部の店舗やネットサービスでは、支払い方法として仮想通貨を使える場面も増えてきました。
こうした実用性の広がりは、仮想通貨の価値を支える要素のひとつといえるでしょう。
投資対象の分散に役立つ
仮想通貨は、株式や債券とは異なる動きをすることがあります。
そのため、他の投資と組み合わせることで、全体のリスクを分散できる可能性があります。
ただし、仮想通貨同士でも値動きはさまざまで、すべてが同じ動きをするわけではありません。
複数の資産をバランスよく持つことで、より安定した投資を目指すことができます。
仮想通貨投資に向いていない人
仮想通貨は値動きが大きく、向き・不向きがはっきり分かれやすい投資です。
次のようなタイプの人は、特に注意が必要でしょう。
・相場の上下にすぐ気持ちが振り回されてしまう人
・生活費や貯金、借入金まで投資に回してしまいそうな人
・仕組みやリスクについて学ぶ気がない人
・安定した運用で元本割れをできるだけ避けたいと考えている人
相場の上下にすぐ気持ちが振り回されてしまう人は、価格変動の激しい仮想通貨では強いストレスを感じやすくなります。
冷静な判断ができず、慌てて売買してしまうと、損失につながる可能性が高まります。
生活費や貯金、借入金まで投資に回してしまいそうな人も注意が必要です。
仮想通貨は元本が保証されていないため、失って困るお金で始めると、生活に大きな影響が出るおそれがあります。
また、仕組みやリスクについて学ぶ気がない人も向いているとはいえません。
仮想通貨は新しい技術をもとに成り立っているため、最低限の知識がないまま取引をすると、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。
安定した運用で元本割れをできるだけ避けたいと考えている人は、無理に仮想通貨を選ぶ必要はないでしょう。
自分の性格やお金との向き合い方に合った投資先を選ぶことが大切です。
仮想通貨投資に向いている人
仮想通貨は、考え方や取り組み方によってはメリットを活かしやすい投資です。
次のような特徴がある人は、比較的向いているといえるでしょう。
・新しい技術や仕組みに興味があり、自分で調べたり学んだりすることが苦にならない人
・投資に回せる余裕資金があり、ある程度の価格変動や損失を受け入れられる人
・海外も含めた視点で資産運用を考えたい人
・現金や株式とは違う資産を持って分散したい人
・状況に応じて判断を見直せる人
新しい技術や仕組みに興味があり、自分で調べたり学んだりすることが苦にならない人は、仮想通貨の仕組みやリスクを理解しながら投資に取り組めます。
情報の変化が早い分、学び続ける姿勢が大きな強みになります。
投資に回せる余裕資金があり、ある程度の価格変動や損失を受け入れられる人も仮想通貨と相性が良いでしょう。
値動きが大きい分、チャンスが来たときにリターンを狙える可能性があります。
また、海外も含めた視点で資産運用を考えたい人や、現金や株式とは違う資産を持って分散したい人にとっても、仮想通貨は価値ある選択肢のひとつになります。
市場環境やルールの変化に柔軟に対応できることも大切です。
状況に応じて判断を見直せる人ほど、仮想通貨投資を前向きに活かしやすいでしょう。
仮想通貨投資を始める際の注意点
仮想通貨投資を始める前に、最低限押さえておきたいポイントがあります。
基本を理解しておくことで、無用な失敗を避けやすくなります。
・余裕資金で取り組む
・日本国内の取引所を利用する
・レバレッジをかけすぎない
・長期的な目線で運用する
余裕資金で取り組む
仮想通貨は価格変動が大きく、短期間で大きく値下がりすることもあります。
そのため、生活費や急に必要になるお金ではなく、失っても困らない余裕資金で始めることが大切です。
無理のない金額で投資をすると、相場が動いても落ち着いて判断しやすくなり、感情的な売買を防ぐことにつながります。
日本国内の取引所を利用する
初心者が仮想通貨を始める場合は、金融庁に登録されている国内の取引所を選ぶと安心です。
日本語でのサポートが受けられ、トラブルが起きた際も対応を受けやすい点がメリットです。
海外の取引所は取り扱い通貨が多い一方、サポートや制度面で不安が残ることもあります。
最初は安全性を重視した選択がおすすめです。
レバレッジをかけすぎない
レバレッジ取引は、少ない資金で大きな取引ができる反面、損失も大きくなりやすい仕組みです。
相場が急に動いた場合、想定以上の損失を抱える可能性があります。
慣れないうちはレバレッジを使わない、または低めに設定し、値動きの特徴を理解してから検討する方が安全です。
長期的な目線で運用する
仮想通貨は日々の価格変動が激しいため、短期の値動きに一喜一憂すると精神的な負担が大きくなります。
中長期的な視点で考えることで、一時的な下落にも冷静に対応しやすくなります。
毎月少しずつ購入する積立や、複数の仮想通貨に分けて保有する方法など、長く続ける前提の運用を意識するとよいでしょう。
焦らずコツコツ続ける姿勢が、結果的に安定した投資につながります。
まとめ
仮想通貨は、大きな利益を狙える可能性がある一方、価格変動や税金、セキュリティなどのリスクも抱えています。
そのため、「やめとけ」と言われることが多いのも事実です。
ただし、仮想通貨の仕組みやリスクを正しく理解し、無理のない範囲で取り組めば、資産運用の選択肢のひとつとして活用することもできます。
大切なのは、周囲の意見や一時的な相場の動きに流されず、自分の資金状況やリスク許容度を冷静に把握することです。
十分に学習したうえで、長期的な視点と計画性を持って向き合うことで、仮想通貨投資とうまく付き合っていくことができるでしょう。
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