この記事の要約はこちら
・新NISAは長期・積立・分散の投資を支援する非課税制度
・新NISAに月5,000円投資した場合のシミュレーション
・新NISAでの5,000円投資にも意味がある
・5,000円投資は成長性の高い投資に割り切ってチャレンジできる
・5,000円投資は元本が少ないので大きな運用益には期待できない
・新NISAのおすすめ口座3選!
2024年に新たなスタートを切った新NISAは、投資で得た利益に対し非課税の優遇を受けられる非常にメリットのある制度です。
新NISAを始めることを検討しているものの、少額の投資では意味がないのでは、と考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、新NISAに月5,000円を投資することに意味があるのかについて、実際の運用シミュレーションを確認しながら解説していきます。
この記事の目次
新NISAに月5000円投資しても意味ない?
「月5,000円では投資効果が薄いのでは?」と考える方も多いかもしれませんが、実際には少額の積立投資であっても、運用益を積み上げていくことは可能です。
特に、新NISA(少額投資非課税制度)を活用することで、非課税のメリットを最大限に活かし、リスクを抑えつつ効率的に資産を増やせる可能性があります。
毎月5,000円でも運用益に期待できる
月5000円でもコツコツ積立投資することで運用益を積み上げることは可能です。
毎月の積立投資金額を5,000円とした場合の、投資シミュレーション結果を確認していきます。
想定利回りは、3%、5%、7%、投資期間は10年、20年、30年の条件で見ていきましょう。
| 運用年数 | ||||||
| 想定利回り | 10年 (元本60万円) |
20年 (元本120万円) |
30年 (元本180万円) |
|||
| 3% | 資産額 | 70万円 | 資産額 | 164万円 | 資産額 | 291万円 |
| 5% | 資産額 | 78万円 | 資産額 | 206万円 | 資産額 | 416万円 |
| 7% | 資産額 | 87万円 | 資産額 | 260万円 | 資産額 | 610万円 |
運用期間が長くなるほど、また利回りが高くなるほど、少額の積立でも大きな資産を築ける可能性があることが分かります。
これは投資期間が長くなるほど、複利効果が働きやすくなるためです。
複利効果とは、運用で得た利益を再投資に回すことで、利益が利益を生み出していく効果のことを指します。
毎月5,000円だからこそ割り切ってチャレンジできる
毎月5,000円の積立投資は少額なので、初心者でも安心して始めやすく、投資に慣れるための第一歩として最適です。
少額投資なら、たとえ一時的に損失が出ても心理的な負担が少なく、落ち着いてリスクに向き合えるため、気軽に続けやすいのが特徴です。
多額の資金を投入すると、相場のわずかな変動にも神経を使いがちですが、5,000円程度であれば生活に大きな影響を与えにくく、価格の変動をあまり気にせず、安定的に運用しやすくなります。
また、5,000円という少額でも、積立を通じて投資の基礎知識や経験を積めるので、「投資は初めて」という方にもぴったりです。
少額ならリスクを抑えて挑戦でき、「どんな投資商品が自分に合うか」「市場変動にどう対応すべきか」など、資産運用の基本を学ぶ良い機会になります。
少額でも長期でコツコツ続けることで、将来の資産形成につながるリターンを目指せるでしょう。
新NISAに月5000円投資するデメリット
新NISAに月5,000円投資するデメリットは以下の通りです。
・大きな運用益には期待できない
・取引が雑になる可能性がある
大きな運用益には期待できない
月5,000円という少額での積立投資は、長期的に資産を増やせる反面、大きな利益を出すには限界があることを理解しておく必要があります。
毎月少しずつの積立では、時間をかけても増える資産額が大きくはならず、思ったほどの運用益が得られないことが多いです。
たとえば、仮に5%の利回りが出た場合でも、毎月5,000円では増加ペースがゆるやかなので、想定しているほどの利益をすぐに感じられないかもしれません。
また、物価の上昇(インフレ)などが進むと、投資で増やしたお金の価値が下がってしまうリスクもあります。
とはいえ、新NISAでは利益が非課税になるため、少額でも続けていくとコツコツと資産を増やせる点では魅力的です。
取引が雑になる可能性がある
月5,000円の少額投資は気軽に始められる分、「投資している」という意識が低くなりがちです。
積立金額が少ないと、毎月の積立が「ただの習慣」となり、投資の成果や内容をあまりチェックしなくなってしまうこともあります。
そのため、運用状況の確認や、より良い投資先への見直しが必要になっても気づきにくく、せっかくの資産運用が雑になってしまうことがあるのです。
こうしたデメリットを避けるためにも、月5,000円の少額投資であっても、定期的に運用の状況を確認したり、投資の目的を振り返ったりすることが大切です。
月5,000円で新NISAを始めるときのポイント
新NISAを賢く活用するためのポイントを見ていきましょう。
・緊急予備資金で運用する
・リスクの許容度を確認する
・長期・積立・分散を意識する
・各種手数料を確認する
投資の目的を明確にする
新NISAを賢く活用するためには、少額の投資であっても、そもそも何のために投資するのかを明確にしてから投資を始めた方が良いでしょう。
目的さえはっきりしていれば、受け取りたいタイミングや月5,000円投資の役割が見えやすくなります。
逆に、目的がはっきりしていないと、売却のタイミングも含め全体的に計画性のない投資になってしまいますので、まずはその投資でどのような資金を準備したいのかを明確にしておくと良いでしょう。
緊急予備資金で運用する
新NISAは、元本保証のない投資信託での運用であるため、経済状況や投資先の企業の業績などによって、資産価値が増減する仕組みになっています。
リスクの対応策としては、長期運用でリスクを分散させることが一番ですが、緊急時の予備資金なく運用を始めてしまうと、いざお金が必要となった時に、運用資産を売却して現金を作る必要が出てきてしまいます。
売却時の資産価値が、タイミングよくプラスに転じていれば良いですが、場合によってはマイナスに転じていることもあるため、運用資産を緊急的に取り出す必要がない余裕のある状態で運用を始めることが大切です。
緊急時の予備資金は、一般的には生活費の6ヵ月分と言われていますので、まずは、何かあった時に流動的に払い出せる余裕資金の準備を整えた上で、NISAでの運用に着手するのが良いでしょう。
リスクの許容度を確認する
新NISAでの投資は、つみたて投資枠・成長投資枠を駆使して、リスクは低いがリターンも低いもの、リスクは高いがリターンに期待できるものなど、特性の異なる運用に同時に取り組むことができます。
投資対象によってリスクの度合いは様々ですので、運用期間やリスク分散の方法も含め、自分自身のリスクに対する許容度を確認した上で、ニーズに合った投資対象を選択すると、後悔の無い運用に取り組めるでしょう。
せっかくの資産を一瞬でも減らしたくないという人は、そもそもNISAでの運用が合っていないということもあるかと思いますので、そのような考えがある場合は、お金全般について相談できるアドバイザーなどに相談すると、ニーズに合った金融商品を紹介してくれるかと思います。
長期・積立・分散を意識する
新NISAでは、非課税保有期間が無期限化されたため、年代に関わらず長期投資に取り組めるようになっています。
これまでのNISA制度では、非課税保有期間がつみたてNISAで20年、一般NISAで5年と設定されていましたので、20年以上の長期投資が出来ず、老後資金の準備には向かないとされていたところがありました。
その点、新NISAでは、20年を超えて長期的にコツコツ分散投資していける体制になったため、特に若年層の人が、老後までの長い期間月5,000円投資することは、非常に意味があるでしょう。
各種手数料を確認する
新NISAで購入する銘柄を選ぶ際は、購入時、運用時、売却時の各種手数料が安いものを選ぶことが大切です。
月5,000円で始める場合は、コストが高い銘柄を選ぶと、収益を圧迫してしまいます。
購入銘柄を選ぶ際は、各種手数料をよく確認して、よりコストが低いものを選択することで、運用のパフォーマンスが上がりやすくなるでしょう。
新NISA以外でおすすめの資産運用は?
最後に、新NISA以外で少額から始められる資産運用方法を紹介します。
- iDeCo
- 変額保険
- 外貨建保険
iDeCo
iDeCoは、自分が拠出した掛金を自分で運用して資産を形成していく個人型の私的年金制度です。
毎月5,000円からスタートできます。
掛金は65歳になるまで拠出可能で、60歳以降に老齢給付金を受け取ることができます。
iDeCoのメリットとしては、掛金、運用益、給付を受け取るときに、税制優遇を受けられる点です。
まず、掛金の全額が所得控除の対象となりますので、仮に毎月の掛金を1万円とした場合、所得税10%、住民税10%と仮定すると、年間24,000円の税金が軽減されます。
また、通常の投資の場合、運用で得た利益に対して約20%の税金が掛かりますが、iDeCoで得られた運用益は非課税扱いで再投資されます。
そのほか、実際の受取時には、年金か一時金で、受取方法を選択することができますが、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象となるため、私的年金作りの入口から出口まで税制優遇が整っており、節税しながら老後資金の準備をしたい人におすすめの制度です。
変額保険
変額保険は、運用実績に応じて保険金や解約返戻金が変動する商品です。
保険会社によっても異なりますが、3,000〜5,000円程度から加入できます。
生命保険の仕組みと投資信託での運用を兼ねた金融商品であるため、リスクに備えながら成長性の高い運用に取り組むことができます。
投資信託での運用になるため、一般的な貯蓄型の保険と比較すると、元本割れするリスクはありますが、運用成果次第では大きく資産を増やすことができるため、有効活用する人も増えています。
また、支払う保険料が生命保険料控除の対象で、運用期間中の利益には税金が掛かりません。
また、契約を解約して貯まっているお金を受け取る際は、生命保険商品として「一時所得」という税制優遇を受けられるため、増えたお金の出口対策も出来ている金融商品と言えるでしょう。
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【外貨建保険】
外貨建保険は、払い込んだ保険料を米ドルや豪ドルといった外貨で運用する生命保険です。
保険会社によっても異なりますが、3,000〜5,000円程度から加入できます。
特に外貨建終身保険は、リスクに備えながら、外貨の金利の優位性を活かした運用ができるため、低金利な円建ての保険と比較すると、効率良くお金を増やセル可能性がある金融商品です。
保険金や解約払戻金は外貨または円で受け取ることができますが、円で受け取る際は、その時の為替レートで円に換算されるため、為替レートによっては、為替差益、為替差損が発生する可能性があります。
為替差益を受けられれば嬉しい限りですが、為替差損が出てしまうと、せっかく増やしたお金を減らしてしまいますので、為替リスクに注意が必要な金融商品と言えるでしょう。
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【まとめ】新NISAで少額投資を始めるならFPに相談してみよう!
本記事では、新NISAで5,000円投資することに意味があるのかについて解説してきました。
シミュレーション結果から、5,000円の投資でも長期間投資することで効率よくお金を増やせることが確認できたため、十分に意味があることはお分かりいただけたかと思います。
ただ、新NISAは元本保証のない投資信託で運用であり、資産を大きく成長させられる可能性がある一方で、資産を減らしてしまうリスクもありますので、少額投資と言えど、十分に理解を深めた上で取り組むようにしましょう。
ただ、非課税の優遇は受けられたとしても、一時的にでも資産を減らしたくないという人もいるかと思いますので、そのような考えの人は、より確実性の高い運用商品を活用して投資に取り組まれると良いでしょう。
自分には、どのような運用商品が合っているかが分からないという人は、一度、様々な金融商品を含めて相談に乗ってくれるプロのアドバイザーに相談してみると良いかと思います。
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