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・ねんきん定期便は、年金加入者自身で記録内容を確認してもらうために送られてくる。
・ねんきん定期便は毎年誕生月に送られてくる。
・通常はハガキで送られてくるが、節目の年齢のときは封書で送られてくる。
・50歳未満と50歳以上では記載内容に違いがある。
ねんきん定期便が届くタイミングは決まっているのでしょうか。
いつ届くかわかっていれば、届かない場合に問い合わせることができますが、分からなければ届かなくても気づかず、そのまま放置してしまうかもしれません。
将来の年金額などに影響するのではないかと不安に感じる人もいるでしょう。
そこで、この記事では、ねんきん定期便とはどのようなもので、いつ届くのか、どのような点に注意して見ればよいのかなどについて解説します。
この記事の目次
ねんきん定期便とは何?
そもそもねんきん定期便とは何なのでしょうか。
かつてはねんきん定期便というものは存在しませんでした。
では、なぜ送付されるようになったのでしょうか。
この段落では、ねんきん定期便が送付されるようになった経緯と、ねんきん定期便を見ることでわかる内容について解説します。
ねんきん定期便の目的
ねんきん定期便は、2007年の「消えた年金問題」をきっかけに始まった制度です。
消えた年金問題は、公的年金に関わる納付の記録漏れが大量に発生し、持ち主不明の年金記録が約5095万件も見つかったことを指します。
当時は、年金制度の信頼を損なう大問題として、連日マスコミでも取り上げられていたので、記憶に残っている人もいるのではないでしょうか。
ねんきん定期便の送付は、2009年から始まりました。
年金加入者自身に自分が加入している年金について、定期的に記録を確認してもらうことで、年金制度に対する信頼を回復、確保することが目的です。
年金に加入している実感の薄い若年層に対しては、ねんきん定期便をチェックすることで、保険料と年金の関係を理解してもらう意図もあります。
ねんきん定期便でわかることは?
ねんきん定期便を確認すると、自分がどの年金にどれだけの期間加入しているかがわかります。
いつ年金保険料を払ったかと共に、いつの分が未納、免除、猶予なのかを確認することも可能です。
また、年金保険料の納付状況を確認でき、いつの分が未納・免除・猶予になっているかも把握できます。
国民年金や厚生年金には、受給資格を得るための加入期間の条件があるため、基準を満たしているかどうかを確認するのにも役立ちます。
さらに、以下のような情報も記載されています。
年金の見込み額を知ることで、現在の生活を維持するためには年金だけで足りるのか、不足分はいくらかといった点も把握できます。
そのため、老後資金の準備を考えるうえで重要な情報となります。
ねんきん定期便はいつ届くの?
ねんきん定期便は毎年送られてきますが、人によって届く時期が異なります。
また、送付される年によって封書とハガキのどちらかの形式で届き、記載内容にも違いがあります。
意識していないと気づかないかもしれませんが、これには理由があります。
ここからは、ねんきん定期便が届く時期や内容の違いについて詳しく解説します。
ねんきん定期便が届くタイミング
ねんきん定期便は、毎年誕生月に届くように、誕生月の2カ月前に作成され発送されています。
ただし、1日生まれの人の分は例外で、3カ月前に作成され、前月のうちに届くように発送されています。
誕生日よりも前に届かない場合もありますが、誕生日を過ぎても届かないときは、発送されているかどうか問い合わせてみましょう。
ハガキと封書の違いは?
ねんきん定期便は、ハガキで届く場合と封書で届く場合があります。
通常はハガキの年金定期便で、直近1年間に被保険者期間がある場合は年金受給者にも送られてきます。
一方、ねんきん定期便が封書で送られてくるのは、35歳、45歳、59歳の誕生月のみです。
また封書のねんきん定期便の方が記載されている情報の種類が多くなっています。
該当する年齢なのに、封書のねんきん定期便が届かないときも問い合わせが必要です。
50歳以上と未満とでは内容が違う
ねんきん定期便には、これまでの年金加入期間と直近1年間の年金納付状況が記録されています。
この点は、50歳未満と50歳以上のどちらに届くねんきん定期便でも共通です。
ただし、年金額の記載方法には違いがあります。
50歳未満の人には、これまでの加入実績に応じた年金額が記載されています。
一方で、50歳以上の人には、将来受け取る年金の見込み額が記載されます。
この見込み額は、ねんきん定期便が送付された時点の加入条件が60歳まで継続した場合の金額です。
ただし、勤務状況や加入条件が変われば金額も変動するため、実際の受給額と完全に一致するとは限りません。
とはいえ、50歳以上の人に届くねんきん定期便の方が、実際の受給額に近い金額が記載されていると言えます。
また、加入している年金の種類を確認することも可能です。
ねんきん定期便のチェックポイント
ねんきん定期便には書かれていることが多く、どこを見たらよいかわからないという人もいるのではないでしょうか。
すべて細かく確認するのが理想ですが、重点的にチェックすべきポイントがわかっていれば効率的よくチェックできます。
前年のねんきん定期便との比較もしやすくなるでしょう。
ここからは、ねんきん定期便を見るときのチェックポイントについて解説します。
50歳未満の人がチェックする4つのポイント
まずは、多くの人が該当する50歳未満の人向けのねんきん定期便について、確認すべきポイントを解説します。
確実にチェックしたいポイントは4つあります。
これらのうちいくつかは50歳以上の人に届くねんきん定期便や、封書で届くねんきん定期便にも共通して記載されています。
どのようにチェックすればよいか覚えておきましょう。
・加入履歴
・納めた年金保険料の累計額
・年金の加入期間
今受け取る場合の年金額
50歳未満の人に届くねんきん定期便に書かれている年金額は、今もらった場合の年金額です。
将来受け取る年金額ではなく、ねんきん定期便の作成時点の加入実績を元に計算された金額なので、加入歴が短い若い人は、金額があまりにも少ないことに驚いた経験があるかもしれません。
将来受け取る金額と勘違いしてしまうと、老後は生活できないと不安になる可能性があります。
国民年金は60歳まで、厚生年金は70歳まで加入できるため、保険料を納め続ければ、徐々に年金額が増えていく項目です。
加入履歴
「最近の月別状況」の欄には、直近13カ月の納付状況や納付額が記載されています。
自営業や個人事業主など国民年金の第1号被保険者や、専業主婦(夫)などの第3号被保険者は、「国民年金(第1号・第3号)納付状況」の欄を見てください。
それぞれの月には、以下のいずれかの記載があるはずです。
記載内容が合っているか確認しましょう。
・納付済:国民年金保険料を納めている月
・未納:国民年金保険料を納めていない月
・3号:国民年金の第3号被保険者である月
・免除:国民年金保険料の納付が免除されている月
・猶予:国民年金保険料の納付が猶予されている月
・学特:学生納付特例制度の適用を受けている月
・産前産後:産前産後期間による国民年金保険料の免除を受けている月
会社員や公務員など、国民年金の第2号被保険者の場合は、「加入区分」の欄を見てください。
「厚年」は厚生年金保険に加入している月、「公共」は公務員共済制度に加入している月です。
記載内容があっているか確認します。
納めた年金保険料の累計額
次に、これまでに納めた国民年金保険料の累計額が記載されている欄をチェックしましょう。
国民年金の第1号被保険者として納めた国民年金保険料と第2号被保険者として納めた厚生年金保険料の合計額が記載されています。
日本の年金制度は2階建て構造です。
国民年金保険のみに加入している自営業者や個人事業主などは、払っているのは国民年金の保険料だけですが、厚生年金に加入している人は、厚生年金と国民年金の保険料の両方を納付しています。
厚生年金の保険料は会社と折半して支払っているため、ねんきん定期便に記載されている保険料の金額は自分の負担分になる点に注意が必要です。
記載されている累計額が正しいかどうかを確認するのは難しいかもしれませんが、前年分と比較して増えているか確認するのは簡単でしょう。
もし、前年の金額と変わっていなかったり、ほとんど増えていなかったりした場合は、事務処理等で漏れやミスが生じた可能性があります。
年金の加入期間
続いて、年金の種類別に加入期間や合算対象期間などが月数で表示されている部分を見てください。
受給資格期間が120月以上あれば、原則65歳から老齢年金を受け取れます。
加入期間が間違っていないか、合計した月数が間違っていないか確認しましょう。
転職や退職をして年金の種類が変わった時期のある人は要注意です。
切り替わりのタイミングが間違っていないかもチェックしなければなりません。
古い体質の企業は、最終月の年金保険料負担を避けるために、実際よりも退職日を前倒しして届けていることがあります。
ねんきん定期便の送付が始まる前は、そのために空白期間ができた人も大勢いました。
ねんきん定期便でチェックできるようになってからは減っているようですが、気付くのが遅れると、空白期間を埋めるために保険料を支払うこともできなくなります。
切り替わりのタイミングは注意してチェックしましょう。
50歳以上の人がチェックするポイントは?
50歳未満のねんきん定期便でチェックするポイントは、基本的に50歳以上でもチェックする必要があります。
ただし、受け取る年金額について記載されている内容は、50歳未満のねんきん定期便とは違うので、そのことは頭に入れておきましょう。
50歳未満のねんきん定期便では、今の時点で受け取れる年金額が記載されているのに対して、50歳以上のねんきん定期便には60歳まで加入した場合の年金額の目安が記載されています。
今のまま60歳まで加入し、通常通り65歳から年金を受け取り始めた場合の受取額が年額でが記載されているということです。
実際にもらえる金額に近い金額が記載されているわけですが、あくまでも今のまま60歳まで加入した場合の金額になります。
60歳になるまでには、会社を早期退職して国民年金だけになる人や、役職が外れて収入が減る人もいるでしょう。
逆に昇給昇格して収入が増える人もいるかもしれません。
そのような場合は、記載された金額よりも実際に受け取る金額は増減することになります。
50歳以上のねんきん定期便には、受給を70歳まで繰り下げた場合の金額や75歳まで繰下げた場合の金額の記載がある点も大きな違いです。
ちなみに、70歳まで繰下げたときの金額は、65歳で受け取りを開始する場合よりも42%増、75歳まで繰り下げた場合は84%増になります。
封書で届いたねんきん定期便のチェックポイントは?
封書で届く場合も、ハガキのねんきん定期便とチェックするポイントは基本的に同じです。
ただし、加入履歴の欄はより詳しい記載になっています。
ハガキのねんきん定期便に記載されているのは直近の13カ月分のみですが、封書のねんきん定期便に記載されているのは、これまでの全期間の加入履歴と保険料納付状況です。
全期間の情報が正しいか確認する数少ないチャンスですから、しっかり確認しましょう。
特に、転職歴がある場合、結婚や離婚で名字が変わった場合などは注意が必要です。
何度も転職している場合や、名前を何通りにも読める場合は事務手続き上でミスが起こりやすく、ミスのほとんどがその2つのケースで発生していると言われています。
間違いや記載漏れに気づいたら、日本年金機構に問い合わせてください。
ねんきん定期便が届かない原因は?
ここまでの説明で、ねんきん定期は毎年誕生月に送られてくるものだということがわかったことでしょう。
つまり、その時期に届かない場合は、何らかのトラブルが発生しているということになります。
たかがねんきん定期便と思って届かない状態を放置すると、後々受け取る年金額に影響するかもしれません。
ねんきん定期便が届かない原因としては、次の3つが考えられます。
・登録された個人情報が実際と違っている
・基礎年金番号が割り振られていない
・事務処理の過程でミスが発生した
登録された個人情報が実際と違っている
現在の氏名や住所が、日本年金機構に登録されているものと違う可能性があります。
そのようなことになりやすいのは、最初の届出のときから引っ越しによって住所が変わった場合や、結婚や離婚によって名字が変わった場合です。
住所や名前が変わったとき、国民年金第1号被保険者は市役所等へ、それ以外の年金は、年金を管理している事業所に住所や名字の変更を知らせることで、日本年金機構の登録内容も変わります。
その手続きができていない場合は、変更の手続きをしなければなりません。
なお、基礎年金番号とマイナンバーの紐づけができている場合は、日本年金機構に届けなくても自動的に変更されます。
基礎年金番号が割り振られていない
1997年に1人に1つの基礎年金番号が割り振られるようになりました。
基礎年金番号とは、4桁と6桁の数字をハイフンでつなげたものです。
1997年以降年金制度に加入していれば基礎年金番号が割り振られているはずですが、加入していなければ基礎年金番号が割り振られていない可能性があります。
ただし、ねんきん定期便には基礎年金番号の記載がありません。
年金手帳を確認する必要があります。
年金手帳を見ても基礎年金番号が確認できないようなときは、基礎年金番号が割り振られていない可能性が高いので、一度問い合わせてみましょう。
事務処理の過程でミスが発生した
ねんきん定期便の発送には、日本年金機構以外にも多くの機関がかかわっています。
年金を管理している事業所や、勤務先、役所などの間で行われる、申請や事務処理の過程で漏れやミスが発生しているのかもしれません。
届かない状態を放っておくと、ねんきん定期便が届かないだけでなく、将来受け取る年金額が減ってしまう恐れもあります。
日本年金機構や役所などに問い合わせて、届かない原因を調べてもらうようにしましょう。
ねんきん定期便が届かないときはどうすればいい?
誕生月から1カ月以上経過してもねんきん定期便が届かないときは、問い合わせる必要があります。
では、どこに問い合わせればよいのでしょうか。
加入している年金が国民年金か厚生年金かによって問合せ先が異なるため、それぞれのケースに分け、問い合わせ方を解説します。
加入しているのが国民年金の場合
国民年金に加入している場合、近くの市町村役場の年金担当窓口です。
引っ越しで住所が変わった場合や、結婚・離婚で名字が変わった場合も、新しい住所地の役場窓口に届出なければなりません。
それらの届出がしっかり行われていないと、ねんきん定期便が届かないことになります。
問い合わせの際には、国民年金手帳と印鑑を持参してください。
代理人が申請するときは、委任状が必要です。
代理人は、自分の印鑑と本人確認書類も持参します。
加入しているのが厚生年金の場合
厚生年金に加入している場合は勤務先、共済年金に加入している場合は勤務している学校や共済組合に相談してください。
厚生年金や共済年金の住所変更や名字の変更手続きは、市町村役場ではできません。
ねんきん定期便が届いていない旨を伝えれば、手続きの過程でミスが起こっていないか、どこかで記載漏れが発生していないか確認してもらえます。
厚生年金加入者の扶養で年金に加入している場合
厚生年金加入者の扶養で年金に加入している場合は、配偶者の勤務先が問い合わせ先になります。
配偶者を通じて勤務先の担当窓口に問い合わせましょう。
配偶者宛てにはねんきん定期便が届いているのに自分には届かないという場合は、どこかで手続き漏れやミスが発生している可能性が高いです。
早急に調べて、必要な手続きをする必要があります。
ねんきん定期便をインターネットで便利に活用
ねんきん定期便がスマートフォンやタブレットで確認できたらその方が便利だと思う人もいるでしょう。
実は、ねんきん定期便には、インターネットでねんきん定期便の内容を確認したり、年金額のシミュレーションをしたりするために必要な2つのことが記載されています。
ねんきんネットのアクセスキーと公的年金シミュレーターのQRコードです。
それぞれどのようい使えばよいのか解説します。
ねんきんネットのアクセスキー
ねんきん定期便には、ねんきんネットへのアクセスキーが記載されています。
ねんきんネットは、ねんきん定期便に記載されている情報をインターネットでも確認できるウェブサイトです。
ねんきんネットに登録することで、ねんきんネットの記載情報をインターネットで閲覧できるようになります。
ねんきん定期便に記載されているアクセスキーを使えば、日本年金機構のホームページからIDを取得でき、簡単に登録できますが、アクセスキーの有効期限はねんきん定期便が届いてから3カ月間です。
電子版のねんきん定期便を申し込めば、ハガキ版のねんきん定期便の送付を止めることもでき、PDFファイルでデータの確認ができるようになります。
公的年金シミュレーターのQRコード
2022年度以降のねんきん定期便には「年金見込額試算用二次元バーコード」が記載されています。
スマートフォンやタブレットで二次元バーコードを読み取ると、厚生労働省の「公的年金シミュレーター」が起動する仕組みです。
生年月日を入力して「試算する」を選択すると、将来受け取る年金見込み額がグラフ表示されます。
無料で利用でき、ID・パスワードなども不要です。
サイト内のスライドバーを左右に動かすと、年金の受け取り開始時期を変更して試算することもできます。
ねんきん定期便だけではわからない申請が必要な年金
実は年金の中には、対象となっているか自分で確認して自ら申請しなければ受け取れないものもあります。
そのような年金については、ねんきん定期便に記載がありません。
多くの人が見逃して、もらいそこなっている年金には次のようなものがあります。
・振替加算
・寡婦年金
加給年金
加給年金は、厚生年金保険に20年以上加入していた人が、65歳に達した時点で扶養している配偶者や子どもがいれば受け取れる年金です。
ただし、対象となる配偶者や子どもには年齢制限があります。
配偶者は65歳未満、子どもは18歳に達する年度末までです。
子どもが障害を持っていて、障害の状態が1級または2級に相当する場合は20歳未満になります。
定められた年齢を超えている場合や死別・離婚している場合は受け取れません。
受け取っていた場合でも、年齢を超えたり、死別・離婚した場合は受け取りが終了します。
振替加算
振替加算は、20年(240カ月)以上の加入期間がある厚生年金加入者が受給する年金に加算されます。
加給年金の対象となっていた配偶者が、65歳に達して加給年金を打ち切られた際、老齢基礎年金の受給要件を満たしていれば配偶者自身の年金に一定額が加算されるというものです。
振替加算の支給には、それ以外にも条件があります。
まず、大正15年4月2日~昭和41年4月1日生まれの人。
つまり、現在の公的年金制度が始まった1986年4月1日時点で20歳以上だった人です。
そのうえで、老齢基礎年金、老齢厚生年金、退職共済年金の受給者本人は、厚生年金保険および共済組合等の加入期間があわせて240カ月(20年)未満でなければなりません。
該当するかどうかがわかりにくいため、自己判断せず年齢の条件が該当する人は一度問い合わせてみるとよいでしょう。
なお、振替加算は男女差がないため、加算を受ける側が夫ということもあり得ます。
寡婦年金
寡婦年金は、亡くなった夫が一定の条件を満たしていた場合に、妻が60~65歳まで受け取れる年金で、対象は妻だけです。
以下の条件を満たしている場合に、夫の1号被保険者期間で算出した老齢基礎年金額の4分の3を受給できます。
ただし、妻が老齢基礎年金を繰り上げ受給している場合は受け取れません。
- 死亡日の前日の時点で、夫が国民年金の第1号被保険者として保険料を納めた期間および国民年金の保険料免除期間が10年以上である。
- 夫が死亡日までに老齢基礎年金や障害基礎年金を受け取ったことがない。
- 夫の亡くなった時点で妻は扶養されていた。
将来受け取る年金を増やす方法は?
ねんきん定期便を見て、「この年金額では老後暮らすのは難しいかもしれない」と思う人は少なくないでしょう。
最後に、将来受け取る年金額を増やすためにできることを2つ紹介します。
60歳以降も働き厚生年金の加入期間を長くする
国民年金は基本的に60歳までしか加入できません。
しかし、老齢基礎年金の受給資格期間である10年に満たない場合や、40年の満額納付期間に達していない場合は、厚生年金保険や共済組合に加入していなければ、60歳以降も希望すれば国民年金に加入することが可能です。
また、厚生年金保険は、厚生年金保険に加入している企業に勤務する70歳未満の従業員が対象になります。
60歳を過ぎていても、会社員として働き続ける場合は、70歳までは厚生年金保険に加入して保険料を納付しなければなりません。
厚生年金保険は、給料が多いほど、長く働くほど、保険料を納める金額が多くなる仕組みです。
将来受け取れる年金額も確実に増やせます。
繰下げ受給制度を利用する
老齢年金は原則、65歳から受け取れますが、早く受け取りたい人は最大60歳まで1カ月単位で繰り上げることができ、逆に遅らせてもかまわない人は、66歳以降最大75歳まで1カ月単位で繰り下げることができます。
ただし、繰上げ受給する場合は1カ月あたり0.4%減額されるので、年金額を増やすことにはつながりません。
一方、繰下げ受給する場合は1カ月あたり0.7%増額されます。
70歳まで繰下げると増額率は42.0%、75歳まで繰下げると増額率は84.0%です。
人生100年時代ですし、70歳まではバリバリ仕事を続けるという人は、繰下げ受給で年金額を増やすことに大きなメリットがあるかもしれません。
誕生月にはねんきん定期便の内容を確認しよう
この記事では、ねんきん定期便はいつ届くのか、届いたねんきん定期便はどのような点を重点的にチェックすればよいかという話をしました。
ねんきん定期便にはチェックを要する情報がたくさん載っています。
毎年誕生月にはねんきん定期便の内容を確認する習慣を作りましょう。
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